2013年10月30日水曜日
2013年10月29日火曜日
おいでまっし〓式部の庵へ
深山奥山だより 10月27日0度 一段と寒くなってきた。土蔵の飾り金具はおめでたい柄があしらわれている。遠くから見ると女性の顔に見える。おいでまっし〓式部の庵へおめでたい蕎麦を打ってお待ちいたしております。倍返し様〓
2013年10月28日月曜日
頭の鍵のかけ違い
深山奥山だより 10月26日6度 向かいの土蔵は昔からこの場所にあったとの事〓私の頭の鍵のかけ違いだった。嫁いで来た時にはすでに建て替えられた現在のもので、場所が変わったと思ったのは聞き違いだった。今より一回り大きく漆喰の両開き戸で、現在の板戸は中にあったものだという。ほんこさま報恩講さまに使う、漆器宗和膳一式や晴れの日に使う祝い膳などが大切に保管されていた。裏手にあったという板蔵〓別名味噌蔵には漬け物や味噌などの保存食などふだんによく使うものが置かれていた。今は一つになって土蔵の方に手造り味噌も大樽に入って据えられている。
2013年10月27日日曜日
2013年10月26日土曜日
喫茶店の看板を降ろす
深山奥山だより 10月24日9度 喫茶のらを始めて40年〓私が嫁いだ後を母が引継ぎ今年2月まで営業していた。93歳まで頑張ってコーヒーをたて続けてくれた。時々常連さんだった方達が遊びにみえる。母にとって喫茶店は、大好きな花を作って皆さんに見ていただき、楽しいおしゃべりをして世間の情報を交換する生き甲斐の場所であった。今でもお店へ出ていき、コーヒーを飲みながら新聞に目を通す。廃業した後も生活スタイルは変わっていない。表に出て花の様子をチエックする。おかげさまで頭脳明晰退院した後も又元通りの生活に戻れそうだ。
柿の種から
深山奥山だより 10月23日6度 今日は二十四節気の霜降。秋も深まり、文字通り霜が降りる頃となり、冬の到来の気配を感じさせる。この日から立冬11月7日までに吹く北風を木枯らしと呼ぶ〓星のカレンダーより。気温がやや高めで霜が降りるどころか、台風27、28号の接近が心配されている。今年は異常気象の年になりそう。実家の庭に捨てた柿の種から育った若木が紅葉している。荘川では気温が低いため、柿の実がならない。柿の木もない。白川村まで行くとたわわについた柿の実を見ることができるのに。実家の柿の木は、桃栗三年柿八年からすると、後五年位で温暖化による実がつくかも知れない〓
2013年10月25日金曜日
あけびもちと投げ餅
深山奥山だより 10月21日6度 秋晴れになった。今日がふるさと祭りなら良かったなぁ〓朝のあいさつを交わす。あけびもち美味しかったよ〓会う人達に声をかけられ嬉しかった。チョウセン稗の粉がよく手に入ったなと言われる。知人の母が明治時代から作っていた種を娘である艶子おばあちゃんが譲り受け大切に作り続けてきた貴重なチョウセン稗の実。飛騨地方でも昔はシコク稗、チョウセン稗、アカ稗、子宝稗などと呼ばれてどこの家でも作っていたという。雑穀が作られなくなりチョウセン稗もいつしか忘れられた。けれど艶子おばあちゃんは母の形見の種を大事に育て続けた。今は亡き艶子さんから譲り受けた種を荘川べっぴん桜のメンバーで栽培し製粉した粉であけびもちを作った。あずきを煮てあんこを丸め、練った茜色の生地に包み込みあけびの形に整える。義母や先輩のおばあちゃん達に習い覚えていた作り方を若いメンバーの方々に伝え再現した。美味しかったよ〓懐かしかったよ〓と言われ手間暇かけた苦労がいっぺんに吹き飛んだ。
2013年10月24日木曜日
明日のふるさと祭り準備
深山奥山だより 10月19日8度 明日20日はふるさと祭り〓あいにくの雨模様で20年以上開催中始めての雨だと思う。荘川べっぴん桜でも、あけびもち、どぶ汁、五穀もちピザを販売する。全て手作り、手間暇かけて真心を尽くしたものばかり〓 郷土料理の逸品を是非お召し上がりください。会場は荘川の里から山手へ少し上がった川向こうの広場になる。
2013年10月20日日曜日
2013年10月19日土曜日
白川村木谷焔仁氏自宅兼アトリエ
深山奥山だより 10月17日0度 この秋一番の冷え込み〓吐く息が白くなる。松田久 氏 作品木谷のどぶろく祭りの一つに焔仁氏の自宅兼アトリエの合掌造りの家が写っている。祭り御輿が賑やかになだれ込んでいる様子〓この合掌造りの家は江戸時代の力士白真弓の生家であった。飛騨の酒〓白真弓もその名からついたようだ。すぐ近くにある白川村唯一のスキー場白弓の名前も郷土の誇り白真弓力士からつけられた名前だと思う。力士生家の合掌造りの襖が開け放たれ、広い部屋の壁に大きな青い裸体の絵が何枚も立てかけられていて壮観。青い裸体を通して精神世界を表現しているかのよう〓襖の中張りに、古い昔の借入帳が張ってあったり、主に生活に必要な古文書が幾重にも張り巡らせている。大変な発見である。生活に根ざした証が襖の中に封じ込められている。その襖紙を丹念に剥がし絵画の中に取り込んだ作品も素敵だ〓
2013年10月18日金曜日
白川郷木谷どぶろく祭り
深山奥山だより 10月16日10度 朝になって風が強くなってきた。関東地方では甚大な被害も出始めている。荘川の里芸術祭は昨日のうちに終了して事無きをえた。松田久氏の白川郷木谷どぶろく祭り写真作品が16日から11月末日まで式部の庵で展示〓岐阜市日の出町2の20 シネックス4階柳ヶ瀬芸術文化村19号室では、 松田久 氏の作品が常設展示となっている。是非お出かけください。
2013年10月17日木曜日
クマモンに抱かれて安心
深山奥山だより 10月15日8度 台風26号が10年ぶりの大型台風で日本に接近〓荘川町では20日に開催予定のふるさと祭りを間近に控え、あちこちに大きな幟を立てている。倒れないかと思案した結果そのままになったようだ。夜になって雨音が大きくなった。おつうちゃんはクマモン座布団に抱かれて安心して眠っている。
2013年10月15日火曜日
2013年10月13日日曜日
2013年10月11日金曜日
荘川の里三島家ふくべの間
深山奥山だより 10月10日12度 高山祭りは台風の影響に備え宵祭りは中止となった。りゅう座流星群もやり過ごす。荘川の里三島家ではひっそり絵画の展示が行われている。ふくべの間では焔仁氏の作品が飾られている。毎年古民家で展示される芸術作品と風景に感動する。
2013年10月10日木曜日
荘川の里芸術祭山下家山田隆夫
深山奥山だより 10月7日14度 暖かい日が続いている。荘川の里山下家では、山田隆夫写真展が開かれている。古民家に映える四万十川の暮らしぶり、棲息する生き物達の生への輝きの一瞬〓美しい山河の詩に耳をそばだて、眼を向ける。自然との会話を大切にと思う。山田氏の写真が語るものは何か静けさの中でじっくり作者の心に寄り添うのも又楽しい。
荘川の里芸術祭木下家松田久氏
深山奥山だより 10月6日11度 新そばまつり最終日は天気も良く大盛況のうちに午後3時で終了した。いろいろ不手際、不行き届きなどありましたらご容赦願います。混雑ぶりが思った以上に進みましてご迷惑をおかけした事を深くお詫び申し上げます。有り難うございました。荘川の里では引き続き荘川の里芸術祭を開催している。木下家では松田久氏写真展が〓是非お出かけください。
2013年10月8日火曜日
2013年10月7日月曜日
こんなに咲きました
深山奥山だより 10月4日3度 実家の母が今年になって三度目の脳梗塞で入院。一週間がたった。幸いにも今回も早い対応で、食べれる、話せる、歩けるの軽い症状で感謝している。朝実家に行くと少し言葉がわかりにくい〓足が重い、口元が少しどちらか下がっているなど変だなと感じた。昼過ぎに信用金庫の方が同じように感じて知らせてくださった。そのおかげで思い切って救急車にお願いした。大丈夫と言う母を消防署まで乗せていき、その場で救急車に連絡して目の前にいます〓と言って病院へ走った。医師曰く運のいい人ですね〓早かったから良かったと言われた。花とインコの香鈴ちゃんが大好きな母はのぞくたびに噂をする。花に水をあげたか〓インコは元気かと〓花がこんなに綺麗に咲いたよとデジカメで写して見せてあげた。ベテランの母からすると私は花の世話も危なっかしいように見えるようで、写真を見てようやく安心したようだ。幸せなやりとりに感謝〓
2013年10月6日日曜日
2013年10月5日土曜日
かんなづき
深山奥山だより 10月2日13度 かんなづきはそめおさめでもある。鳥獣の農作物への害を防ぐために、襤褸ボロを着せた人形を田の畦などに立てた。この案山子をソメといっている。秋の取り入れの終わる十月の末に、ソメを田から納屋に運んで入り口に立てかけ、餅をついて供えた。これをソメオサメ、ソメアゲ、または、ソメノトシトリなどといった。荘川町町屋地域では、昔十月十日の山の神まつりにコシロモチを供え、子供たちは麻がらで地面をたたいてざわめきたて、村を廻り歩いたという。ソメは荘川民謡にも謡われている。荘川おけさに〓おけさ見てからうちのかか見ればよー三里奥山そーれ猪のソメよー〓とある。おけさという美しい旅の娘を見てからうちのかあちゃんを見ると、まるで奥山に棲むイノシシの案山子のようだ。となる。ソメの意味がわからなかったのでイノシシに化粧をしたようなものだ〓と解釈していた。民謡の意味をかみしめると楽しい。
2013年10月4日金曜日
2013年10月3日木曜日
2013年10月1日火曜日
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