2013年7月19日金曜日

クガイソウ

深山奥山だより 7月16日16度 庭のクガイソウが涼しげに揺れている。水辺に好んで咲く山野草。30年位前、式部の庵横の谷の側に精米小屋があり、大きな水車が回っていた。村人のお米を預かり一日精米をしていた祖父の姿が目に浮かぶ。昔はどの家にもカラウスがあり、カラウスは谷川の水を利用して穀類をついて精白する仕掛けで、バッタリとも呼んでいる。もとはミズフネが水をはねかえす音で鳥獣をおどして追い払うために工夫されたものと云う。その後カラウスから水車に変わった。豊富な水を利用した水車小屋の傍にクガイソウが群生していたのを今も覚えている。

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