2013年10月25日金曜日

あけびもちと投げ餅

深山奥山だより 10月21日6度 秋晴れになった。今日がふるさと祭りなら良かったなぁ〓朝のあいさつを交わす。あけびもち美味しかったよ〓会う人達に声をかけられ嬉しかった。チョウセン稗の粉がよく手に入ったなと言われる。知人の母が明治時代から作っていた種を娘である艶子おばあちゃんが譲り受け大切に作り続けてきた貴重なチョウセン稗の実。飛騨地方でも昔はシコク稗、チョウセン稗、アカ稗、子宝稗などと呼ばれてどこの家でも作っていたという。雑穀が作られなくなりチョウセン稗もいつしか忘れられた。けれど艶子おばあちゃんは母の形見の種を大事に育て続けた。今は亡き艶子さんから譲り受けた種を荘川べっぴん桜のメンバーで栽培し製粉した粉であけびもちを作った。あずきを煮てあんこを丸め、練った茜色の生地に包み込みあけびの形に整える。義母や先輩のおばあちゃん達に習い覚えていた作り方を若いメンバーの方々に伝え再現した。美味しかったよ〓懐かしかったよ〓と言われ手間暇かけた苦労がいっぺんに吹き飛んだ。

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