2013年12月8日日曜日

寺河戸地区御番所橋から

深山奥山だより 12月3日マイナス4度 下総国の住人千葉小次郎成正は、源頼朝に縁りのある者であったが、世を遁れて北陸路をさまよい、越前穴馬から尾上郷を越えて海上村に足を留め、妻をめとりここに土着しこの地の草分けとなったという。成正は嘉念坊善俊の弟子となって名を浄正と改め、この地に道場を開いて土地の人々を教化する傍、養蚕の技を教えて生業を助けた。浄正の道場を聖殿しょうでんと呼んでダム水没前まではその遺跡が残っていた。源氏縁りの名残は他にも伝えられている。

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