2013年11月18日月曜日

下滝地区

深山奥山だより 11月14日2度 下滝地区に対して上滝地区があった。上滝は越前大野に隣接する尾上郷の地続きであり、上滝金山跡は牛丸地区の西、庄川を渡って上滝川を遡った谷奥で、今日もなお数カ所の廃坑跡を見ることができる。1615年慶長二十年頃上滝山が突然山抜けして、金砂を含んだ土砂が庄川に押し出し東岸牛丸村につづいた。その時山川ともに谷汰りをしたという。そのため牛丸村は砂金採取で大繁盛し、飛騨の西山の大盛りと呼んで他国まで評判になったという。野々俣字新町はかって上滝金山衆の宿舎があったところで一時は千戸の町並みが出来たという。今は野々俣神社に合祀されている金山神社は、もと上滝山上に祀られていた金山神であったという。また、六厩金山の跡である千軒平にも金山神が祀られていたが、その後その祠が六厩の三本松の根元に移され、現在の場所に又移された。

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