2013年4月25日木曜日

郭公カッコウと時鳥ホトトギス

深山奥山だより 4月24日5度 遠野物語に郭公かっこうと時鳥ほととぎすの物語が記されている。カッコウとホトトギスはともに、委托抱卵の鳥であるが、昔この鳥達のことを姉妹だと思って二人の間の物語を伝えている。姉のカッコウがある時、じゃがいもを掘って焼き、その外側のかたいところを自分が食べて、中の軟らかい美味しいところを妹のホトトギスに与えた。妹は姉は自分だけうまいところを食べて、まずいところを自分にくれたと思い、そのしぐさを憎んで、包丁で姉を殺してしまったところ、忽ち鳥になって〓がんこがんこ〓と鳴いて飛び去った。妹のホトトギスは、さては姉はよいところのみ私にくれたのであったかと悔恨にたえず、やがてまたこれも鳥になって〓ホウチョウカケタカ〓包丁かけた と鳴いた。

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