2013年1月21日月曜日

若木迎え

深山奥山だより 1月21日マイナス14度 昔荘川村では二十日正月の翌日から薪山へ出かけた。若木迎えという。この日は特別のご馳走を食べ、薪山へ行く男達には、大きい鏡餅を持たせることになっていた。この餅のことをセアテ背当と呼んでいた。それが思ったほどに大きくないと、奉公人の人たちはセアテが小さいと言って、山から帰るときの徒歩荷を少なめに背負ったので、旦那衆の家ではつとめて大きい餅を持たせたという。逞しい庶民の知恵と大らかさを感じる〓生きる事に精いっぱいの時代は今も昔も変わらない。笑い飛ばして山坂を乗り越えて行こう〓

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