2013年1月8日火曜日

八日吹雪

深山奥山だより 1月8日 晴れ 鏡開き 正月太りでお餅に手が出ない〓 地元の古老の話しとして、若い頃は一月八日を八日吹雪と言って、猫も三文〓いたちも三文〓と言った。この日だけは誰もかれも、いくらかのお金を使う日となっていた。店のない山奥の村では、行商人がお豆腐の煮しめや駄菓子などを持ってきて、〓八日吹雪はいかがぁ〓と売り歩いた。この日大吹雪なら今年山の木の実がよく熟ると言って喜んだ。ある地域では、今年も木の実をたくさんくださいと、山に向かって御神酒と赤飯を供えてまつりをした。栃の実は稗に次ぐ大切な主食だったので酔いがまわると、男達は大声で山に向かって〓オーイ、オーイ〓と叫んだ。その声が山峡にこだまして、遠くまで聞こえた という。飽食の現代からは想像もつかない〓まず食に感謝する事から始めなければ〓

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