2013年1月7日月曜日

7日正月は快晴

深山奥山だより 1月7日マイナス15度 5時半から黒米入り七草粥炊く。7日は部落の若者達による蚕飼いまつり。三味線と太鼓の囃しに合わせて春駒をうたいながら各戸を廻り、養蚕の繁昌と新春を祝った。上がり駒と言って川下の家から上の家へと順に上がって廻る。その逆は下がり駒と言って嫌われた。蚕飼いまつりは白川郷一帯で正月7日に行われるが、15日の小正月、その他祝い事のある時にも行われるようになった。又若者に限らず、養蚕のさかんな赤谷、中野、岩瀬あたりでは、老若男女部落をあげて参加した。今では、一部の地域で婦人など女性達が七福神の姿で出かける。部落の家を次々に訪ね、春駒の唄にあわせて、蚕の掃きたて、桑もり、桑切り、まゆわけなどの仕草を、手振り身振り面白くおどる。春駒に続いてニワカを演じ最後に俵投げをする。一つ投げたら千両、二つ投げたら二千両、三つ投げたら三千両、福は旦那に進上、俵とだんごは、こなたに〓と祝言を述べると、家々では餅やだんごなどの祝儀を与える。この日でひとまず正月
祝いは終わる。この一色地区でも義母達の若かりし頃は七福神に変装して部落を練り歩いた〓楽しかったと目を細めた。蚕飼いまつりには必ず、お蝶め蝶と呼ぶ舞子二人、鈴虫鈴振り女二人、三味線弾き男一人、太鼓男一人、センバタタキ男一人、ササラ男一人、唄い手二〜三人、馬乗り一人、七福神七人〓長い冬の間の楽しく賑やかな行事だった。

0 件のコメント: