2013年6月5日水曜日

代掻き唄

深山奥山だより 6月5日7度 朝はひんやりした空気で少し走るとちょうど心地良い。荘川の里に三島家がある。玄関が二つあり、一般用と、もう一つ玄関の間と言う代官が高山陣屋から出向いて入られる、敷居の高い玄関だ。大岡越前の守が裁きを下す時の光景によく似た造りで、村人がその前を通る時は必ず脱帽して頭を下げて通ったものだと古老の方が話された。代掻き唄にこんな唄がある〓 馬にのる人大名とおしゃりゃ夏の草刈みな大名〓二本差しめがさむらいなれば牛の頭もさむらいか〓とのさ灯心百姓は油しぼりあげらる消えるまで〓代掻き唄にたくましい庶民の心が躍っている。

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