2013年6月27日木曜日

家畜も家族と一緒

深山奥山だより 6月27日13度 荘川地方では昔から直系家族、祖父母、長男夫婦、子供と同じ家屋に住み別棟又は別居するのは親方衆に限られていた。同居の奉公人には男部屋女部屋があてがわれ、食事は家族とともであった。家畜特に馬は家族とみなされ、マヤ厩は同じ家屋内にあり、大切な農耕の担い手として愛護された。正月と盆と氏神祭りには家畜にも馳走する習わしが戦前までは残っていた。牛や馬には籾、稗、大豆を混ぜて煮て与えられ、正月には鼠にさえ同じ屋根の下に棲む因縁を思い、通り穴に稗などを皿にのせて与えた。素晴らしい慣習に感動した。

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